マインドフルネスとは、今この瞬間に経験していることをありのままに受け入れる心の態度のことです。瞑想やヨガを通じて、日常生活に立ち現れる様々な出来事により優しく、判断をせずに受け入れる心をゆっくりと育くんでいきます。
私達の日常は、今この瞬間を生きているようでいて、実は過去や未来にしばられ、「心ここにあらず」の状態で多くの時間を過ごしています。
特に失敗や未来の不安といったネガティブな考えが占める時間は長くなりがちで、人は自分で不安やストレスを増幅させてしまう傾向にあります。こうした「心ここにあらず」の状態から抜け出し、心を「今」に向けた状態になることを「マインドフルネス」と言います。
1979年、ジョン・ガバット・ジン博士が心理学の「注意の焦点化理論」と瞑想を中心とした技法を組み合わせて体系化しました。
この「マインドフルネス」の効果については、脳科学や心理学の実証研究から脳への有効性が示されています。