デジタルによる変革を意味する「DX(デジタルトランスフォーメーション)」は、企業規模や業界を問わず、さまざまな企業で必要とされている取り組みです。主にはデジタルを使ったサービスやビジネスモデルの根本的な変革であり、既存システムの刷新が求められます。
2025年以降、DXが進んでいない企業では、古いシステムの維持管理や管理人材の確保により、多大なコストが発生すると言われています。
そもそも「DX」とは、ITを活用し、ある目的を効率的に達成することであり、あくまで手段です。
生産性を向上し、人手が減っても業務が回る収益を確保することがゴール設定です。手段に振り回されず、自社の「生産性を阻害する要因」を確かめるところから始めましょう。
生産性を阻害していませんか?
●その業務、ブラックボックスで見えていない
「〇〇さんでないとできない」仕事が多い。「あの人に頼もう」で決まる。
業務が属人的になり、汎用化や均質化されていない。その人に頼るので居なくなったら滞り、他者に教えることができない。
慣れることで習得させるやり方。期待水準が不明確であり潜んでいる問題が明らかにならない。
●いちいち紙を必要とするコミュニケーション
増え続ける紙。職場では、いつまでもファックス、記録、各種の届書、稟議書、議事録、請求書、領収書、送付状・・・。
保管とシュレッダー作業が増える。そして、整理されていない職場では「どこだったか?」保存先を探す時間と手間がかかる。
●チーム間の連携が「人」主体
手書き伝言、印刷物の郵送後に訪問、見積書で単価確認、電話で注文して連絡ミス、fax送受信確認、長い会議時間・・・。
本来の業務よりも時間を取られる連携と対話のやりとりは時間がかかり、ムダやミスが増え、判断によるストレス増加。
DXで働き方が変わる⇒コスト削減&賃金アップへ
👤電話や訪問を中心に営業活動している ⇒ 💻営業支援システム 💻顧客データ分析 💻メール・SNS情報提供👤稟議書を巡回させ意思決定している ⇒ 💻オンライン会議システム 💻共有クラウド 💻ビジネスチャット👤評価基準が「実労働時間」「時間単価」 ⇒ 💻評価基準は「貢献度」「仕事の質」 長時間労働が減らない 良い仕事をすることで高評価となるシステム 👤ものづくり現場で工員の労働集約的稼働 ⇒ 💻モニター情報で監視・分析 💻ワークフローシステム👤会議の議事録を作成するのに3日かかる ⇒ 💻自動入力 💻全員でボードミーティング👤部下の仕事が管理できない、指導できない ⇒ 💻ドキュメント管理ツール 💻動画指導 💻プロジェクト管理ツール👤経理事務の締めに合わせて本来の業務が停滞 ⇒ 💻自動オンライン決済 💻電子決済システム 👤マーケティングが手探り ⇒ 💻CRMツール(顧客管理)、MA(マーケティングオートメーション)など |
DXで組織が変わる⇒情報の共有化
DX推進によって、タイムリーで正確な情報共有が可能です。迅速な意思決定や事業、組織活動のために「どのように」共有するか、整理し、ツール導入しましょう。
会議システム、ワークフロー、掲示板、Google、チャット、BI、RPA・・・・の活用により効果的な組織運営が実現できます。
自社課題に沿った運用を計画します。
DXは、柔軟で効果的な組織に変形可能です。
上司ががマイクロマネジメントをしなくても、組織が進化します。ヒエラルキー型の組織から、ティール組織・ホラクラシー型組織が実現できます。セルフマネジメントが実現でき、意思決定が早まり、社員個人の意見が仕事に反映されやすく、メンバー同士で共鳴しやすくなります。個人の主体性や満足感が高まります。
DXで「リスキリング」⇒ビジネスチャンス拡大
「リスキリング」とは新たな仕事のやり方、職務を移行するためのスキル再開発です。
デジタルで大きく変わる仕事のやり方や職務をすべての従業員が担えるよう全員のスキルを再開発することが必要です。
単純タスクから解放し、人が判断するための時間を多くします。そのためのリスキリング教育のプランから実行をご支援します。
デジタル技術に関する知見や経験が社内にない場合、そもそもデータの利活用ができていないケースも少なくありません。DXコンサルティングを導入することでデータの蓄積や活用に関する正しい方法を理解でき、社内全体のITリテラシー向上を促せます。
また組織カルチャーを刷新が重要です。「うまく運用ができない」「紙が良い」「電話やファックスが慣れている」など、社員の活用する意識が低い、活用を嫌がる、難しいと思ってしまうことで、組織内の変革が遅れてしまうことになります。
DXで営業が変わる⇒足で稼がない
数多くの電話や訪問、担当者との人間関係によって信頼を築くという量(時間・回数)重視の営業スタイルから解放されましょう。
「誰に」「何を」提供すべきか明確にし、自社の提供商品&サービスと強みを明確にし、DXにより効果的な営業スタイルを創造しましょう。
「経験と勘」重視から「AI×データ」を合わせた創造が容易です。
それにより、今までにない製品やサービス、ビジネスモデルを作り出すことが可能です。。
自社データの活用やオンラインマーケティングの強化など、DX導入により新たなビジネスモデルを創造している事例がすでに多く存在します。メンバーがもつ経験値はブラックボックス化していることで有益なデータとなりませんが、業務標準化・可視化によって属人性からの脱却が可能です。データ化させることで自社独自の新サービス提供や、独自の展開を生むことが可能です。
組織内に眠るデータを活用して、消費者のニーズに合わせた提供、利益の最大化を図ることが可能です。新たな企業価値の創造へ向かいます。
自社の課題を明確にするコンサルティング支援
DXコンサルティングでは、組織内での人による運用の効率を図ります。チーム内の生産性向上、コミュニケーションツール改善、それによる働き方改善を目指したシステム運用コンサルティングいたします。
機器やツール、設備の導入自体が目的とならないよう、組織内での適切な活用ができるようご支援いたします。
これにより「組織体制の最適化」「オペレーションミスの削減」「業務の自動化」など、コスト削減や運用の問題改善、自動化・効率化などを運用現場分析によって実現するサービスです。
■お客様のバックオフィスでのご支援 ・組織内の情報共有、各種ツール導入、プログラミング、データ利活用 ・ビジョン策定、アイディア創出 ・職務分析、職務割当、職務基準書 ・コミュニケーションツール、会議システム ・ユースケース作成 ・組織・カルチャー変革 ・人材育成(リスキリング) ・営業戦略、SNS戦略