3日間コース、中小企業大学校直方校の「女性管理者のための能力向上講座」の担当が無事に終了しました。参加してくださった方、直方校のスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。

 桜がまだきれいに咲いており、朝はウグイスの鳴き声のする山中を散歩し、美しい景色と美味しい空気の中の合宿生活でした。

 女性管理者コースはちょうど1年前にも担当させていただきましたが、昨年の参加者はほとんどが経理や総務の間接部門担当者がほとんどでした。実務経験が長いために必然的に管理者に昇ってしまった感じだと皆さん、おっしゃっていた記憶があります。所属は間接部門であり、男性のサポート部署だという認識が強かったのです。

 今年の参加者は少々違っています。女性組織のリーダーがほとんどであるようでした。サービス部門や専門職、コールセンター、販売、通信、飲食、保育などの女性スタッフで構成されているチームそのものを引っ張っています。男性組織の中で、間接部門としての長ではなく、顧客と第一線で対応している部署であるために、必死さや緊張感の高さを感じました。そのためか、問題解決への道筋がつけやすい方々であることも感じました。

 企業組織は、消費者が女性の場合、女性スタッフを対応者に任命する方が仕事がうまくいき、顧客も安心しやすいことがわかっています。そして、その中でも、リーダーは以前は男性が束ねることが多かったのですが、女性リーダーが相当なスピードで増えていることも感じます。

 経営力、マネジメント発想、リーダーシップを機能的に学び、感情で左右されない戦略的な仕事の仕方をどんどん身につけて欲しいと思います。

 今回の3日間は、みなさんの大きな成長を非常に感じました。私もみなさんからエネルギーをたくさんいただきました。有意義でした。