9月、10月の公開研修は22日で終了しました。

ご参加いただいた48名の皆様、大変ありがとうございます。

2日間の継続レッスンで、通っていただくのは大変だったかと思いますが、2回目にお会いした時の印象が格段に上がり、

継続型の研修において見える「参加者の成長」に感心し、喜びを感じました。

どうぞ、病院や施設にて今後のご活躍をお祈りしております。

[セミナーにて、いただいた質問から一部ご紹介します]

●病院でのお見送りの際、「お疲れさまでした」の挨拶は「お大事になさいませ」に変えた方がよいですか?

-ねぎらいの挨拶である「お疲れさまでした」は診察後や治療後に積極的にかけていただきたいです。

お見送りは、『どうぞお大事にお過ごしください』という気持ちを込めていただきたいので「お大事になさいませ」で

統一するほうがよいかもしれませんね。

●福祉業にてお客様からヘルパーの「相性が合わないので担当者を変えて欲しい」と言われるのですが、

どうしたらよいですか?

-「相性」という表現にはもしかしたら色々な意味があるかもしれません。

性格上の相性、性別、年齢や地域性などの相性の良さということは本質的には確かにあるでしょう。

しかしヘルパーはどのようなタイプのお客様にも対応すべくトレーニングを積んでいることと思います。

相性が合う方だけにケアを行うことも、相性選びをするような必要性もありません。

真のプロは、自分以外の誰とでも合わせることができなければいけません。「相性」を合わせることが、「相手に合わせる」接遇の基本です。

ここでおっしゃっているお客様からの「相性」のお断り理由は、もしかしたら「能力」の意味ではないでしょうか?

知識、技能、コミュニケーション力、態度・・・など、基礎的スキル以外にも高い能力を身につけ、発揮して欲しいですね。

お客様のために一生懸命、誠意を尽くしている、情報収集する、時間や約束を守るなどの行動をしている姿を見て、

やや「相性が合わないかも」と思っていた方も、こちらに信頼を寄せていただくこともあるでしょう。

お客様から「相性が合わないから変えて」と言われたら、ぜひ、もう一言「もう少し詳しく、どのように合わないか教えていただけますか」と

お尋ねになってください。改善できる点があるはずです。