「コミュニケーションは大事ですよ~」と講習会を講義で受けても
ピンと来ませんね。
今回は、某自治体の職員と、その地域の中学生・高校生向けのコミュニケーションを
テーマにした講習会を深月敬子が担当いたしました。
ゲームとして、簡単な絵の伝達をグループで行いました。
絵を相手に見えないようにして、正しく伝える目的で行いましたが、
「わいわい」・・・「わからない」「え~どうなっているの?」・・・
各々が書いた後に正解のお手本を見せました。
大人グループよりも、お手本に近いのは、何と中学生グループでした!
大人になっていくと、伝えるほうも自分勝手な(独りよがりな)伝え方をしてしまいがち、
受け手も思い込みが激しく、聞いたとおりにイメージできないことがわかります。
相互の共通認識とは難しいことがよくわかります。
その後、プラス表現をたくさん練習しました。
コミュニケーションは信頼関係です。
相手を認め、受け入れていく作業です。
言葉で相手を理解する、それを肯定的な表現に言い換えていきました。
「いあだ、疲れる」→「もうちょっとがんばろう」
「きもい、うざい」→「いつもありがとう」
などへ、反応を逆転させる、言葉を言い換える練習です。
やはりこちらも、圧倒的に中学生グループが、大人職員よりも素早く、上手にできるのです。
「遅い」→「良く考える慎重な人」
「やかましい」→「回りを明るくする気遣いある人」・・・などが
すぐに出てくる心優しい中学生&高校生に、私は本当に心を打たれました。
帰って、一人涙した日でした。
若い素直な学生さんたちに会えたことを心より感謝します。
長く、社会の中にいると忘れてしまいがちなハートを思い出させてもらった1日でした。
ご担当の職員のN様、ありがとうございました。