人間の脳は、様々な錯覚を起こすようにプログラミングされているそうです。
私たちが冷静になって物事を客観的に判断しようとしたり公平にしようと思っても
なかなか難しいことです。
これらの写真、画像は見たことがあるものが多いですね。
橋の下の風景が人の顏に見えてしまう・・・
牛の顏の模様が人の横顔に見える・・・
ライオンの顏しか見えませんが、逆さまにしてみると別の顏が・・・
あれれ、大人と子供の合体・・・
老婆と若い女性
例えばシミュラクラ現象と呼ばれるものは、3つの点が集まった図形を、
脳が人の顔と認識してしまう現象だし、更に脳は、視覚から入った情報を、
色より輪郭や明暗を優先して処理するので、様々な錯覚が起こるといわれています。
私たちは常にある一つの方向からのみ見ることで、その全体像をイメージし
考え、判断してしまう」ことがわかります。
私たちを取り巻く偏見や先入観に、ついとらわれて、取り込まれてしまうことと同じです。
目で認識した形も周囲との関係によって変化するものです。
ですから、その形を正確に把握しようと考えたら、さまざまな視点から形を
みていく必要があります。
自分が最初に見えた形だけを、「その形」として意識するのではなく、
いったん立ち止まることです。
そして、「一見こう見えるけれど、他の見え方は本当にないのか?」と
考えてみたいですね。