イノベーションを生む非認知能力
非認知能力は自分自身の内側にあると言われています。自分の感性や興味を大事にし、自身で意思決定する力になります。
非認知能力を伸ばすのにアナログモード学習が効果的です。目に見えない力と言われる抽象度の高い能力、概念化力を鍛えることができます。
目次
Toggle・アナログモード:主に非言語的な活動を中心とする態勢。感覚・直感、想像・創造。右脳的。
・デジタルモード:主に言語的な活動を中心とする態勢。分析、批判、理論。左脳的。
アーティストが独自のアートを次々に創出するような、新しいものを生み出すための思考法がイノベーションや発想の転換につながります。
当社研修コースでは、ビジネスパーソン向けに「想いの共創と具現化」を通して、アート思考の真髄を体験、新製品やサービスの形を可視化し、共通のパーパスや想いをイメージで具現化し共有する手法を提供します。
このプログラムは、「臨床美術」の手法を取っています。臨床美術では、外形を縁取る写生のような描き方ではなく、五感を使い感覚的な描き方をしていくのが特徴です。心の内側を絵によってくみ取ることができるため、作品の意味づけが後から行うこともできます。外形や見え方から描こうとすると限定され、固定観念や常識に捉われた発想しか出てきません。手の感覚や五感の感じたままに色や形を表現していくと、本質的な自分の願いや自分の良さや個性が認識てきます。それにより課題が再確認でき、ふつふつと意欲が湧いてくるものなのです。深い共感や情熱をイメージとして共有する新手法を体感してください。
アナログモード学習
自分で直感や創造力をもってイメージを鍛えます。「今、どんな感じ?」「どういう風に思える?」「何が大事?」と問いを立てて、それに応えていくワークを主軸にしています。問いに対して、言葉で回答しようとせず、何となく思い浮かぶ色や映像、イメージを作品にしていきます。
紙にただ色を塗ります。パステルなど発色が良い材料を用います。力を入れず、好きな色を重ねてもらいます。
正確な写生をしようとする絵ではなく「今、感じたまま」に描く抽象画です。
1つの問いに対して100 人100 通りの表現方法があります。
・私たちのチームの特徴(強み)を絵に表現してください
・ 私たちにしかできないことは何ですか
・ あなたのこれまで最もやりがいのあったときの感情を絵にしてください
・ あなたが思う当社の誇りは何ですか?
その問いに対する感覚、感情をイメージして感じることから夢や目標が湧き上がります。
「ああ、こんなことあったなあ」「こんな気持ちがあるから、私って仕事しているんだな」「これは私にしかできないな」と、描いているうちにワクワクする感覚になっていきます。
実例より
下の4人の絵は「仕事で大事にしていること、あなたのやりがいは?」の問いで描いてもらいました。
約10分間で制作したパステル表現の作品です。
参加対象
・イノベーションに欠かせない感性(センスメイキング)を磨きたい方
・アートの深層に触れ、新たなアイデアの源泉を探求したい方
・最先端の思考テクニックやAI技術の活用で新規事業や製品開発に革命をもたらしたい方
・生成AI技術と人間の創造性のコラボレーション(共創)により、一段高いレベルを目指したいと思う方
2人以上のチームで描く抽象画
1人で完成まで描くのではなく、2人とか数人で描くことにより、今まで経験したことが無い表現に入れるものです。一緒に作品を作っていく過程で気づくことがたくさんあります。
このワークで大切なのは、事前にプランをするのではなく、目の前の画面を“感じながら”描いていくことです。
線や形、色のいつくし差を心と体で感じながら描き進めるうちに、互いに予想ができない世界が見えてくるでしょう。
テーマもモチーフも設けずに抽象画を描きます。
①2人1組になり、1本ずつ交互に線を描きます
白い画面に、空間の流れや静けさなどを感じてみます。何かの形にする必要はありません。心地がいいと思う線を画面の端から端まで貫くように交互に1本ずつ入れます。
②1カ所ずつ交互に色を描きます
今まで線に向けていた視点を、線と線の間にある空間に転じます。気になる形から色を加えていきます。直感的に、その形にふさわしい色を選び加えます。
③完成
画面の部分の色彩や形態のありように集中して描き進めていくうちに、部分と部分がつながって、新たな空間や形が生まれてきたことが感じれます。
どんどん変化していく世界を感じながら、2人にとってしっくりくる世界が生まれた時、そこが描き終わりです。
【共同制作から見えてくること】
全く違った感性をもつ2人、あるいは数人が、影響し合う、刺激し合うことで参加者独自の新たなステップにつながっていくのです。自分のコントロールが効かない表現の交差をします。偶然できた色や形。計画どおりに描けないけれど、できてみるとこれまと違うコラボレーションとしての面白い作品に、2人とも未知の感覚になっていきます。言語を超えた感触、それぞれの個性の発揮、自他肯定感…など、あらゆる感覚がほとばしるワークです。
右脳を活性化させると、自分の意図や意識が浮かび上がります。言語から先に引き出そうとすると限定され、固定観念や知っている言葉しか出てきません。手の感覚や五感の感じたままに色や形を表現していき、できたものを言語で整理解釈していくと、本質的な自分の願いや自分の良さを知り、仕事への欲求を再確認でき、ふつふつと意欲が湧いてくるものなのです。
アナログモード学習をすることによって、イノベーション、戦略の具体化が取り組みやすくなるのです。
これをやってみたい、できそう、もっとできる・・・などの直感、ひらめき、創造力が高まり関心ごとを深める実行に入りやすいのです。
新しい価値を生む活動につながります。