目標がない…という社員にどうする?

世間では、1on1だとか、ジョブクラフティングだとか、メンター制だとか…やたら先輩が後輩に寄り添おうとする。
そして、「あなたの目標はなに?」と尋ねてくる。
「絶対、実現しよう。一緒にやろう}などと激励される。

でも、困ったことがあるんです。
私、目標がないんです。
できたら、指示だけください。やれって言われたらなんとかコツコツやりますから。
新しいことやって良いよ、とか好きなことは何なの?なんて訊かれても、本当に困るんです。ないから。
もちろん、オートバイに乗りたいとか、休みにやりたいことはありますよ。
でも、仕事上での目標って、ないんですよ。
「何でもいい、小さなことでいいから職場で変化を見せよう」などと煽ってこられても困るというのも、本音です。

と、本当に後輩が言っているんです。嘘じゃないです。

これから、組織はますます、個人のやりたいことを実現できるwellbeing型に良くなっていくでしょう。
やらされる、働かされる…という強制感が減り、やりたい、幸せになりたい、実現したい、役に立ちたいという想いを
行動に移せる場所が職場になっていくでしょう。
だとすると、目標が描けない人は、本当に不要だということになります。
夢を持てない、新しい幸福像がイメージできない、わくわく感がないと言う人が顧客や社会を幸せにする事業に就いていけないでしょう。

もちろん、組織自体の理念をしっかり掲げて、軸のぶれない価値観を示してもらいたい。
社員は組織の価値理念に共鳴し、その枝葉や根っこになりながら、大木になることを目指します。
目標の意味を社員を皆がわかり、組織の目標と、個人の目標、両方を大事にする職場文化を築いて言ってもらいたいと思います。

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